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畳の種類、和室
日本の家の床と言えば「畳」。戦後、フローリングやカーペットなど欧米式の床材が急速に普及し、「畳離れ」が進行したが、 逆に欧米では、ジャポニズムの流れからか、特に富裕層で、この「畳」のある和室を持つことが一種のステイタスにさえなっているのだという。 オーガニックでロハスなライフスタイルが注目の昨今、今一度「畳」のある生活はいかが? というわけで、日本古来の床材「畳」の種類について少し紹介しよう。
畳の種類、構造
次に構造。畳は、いつも私たちから見えている「畳表」と、芯の部分に当たる「畳床」を重ねたものに、「畳緑」を縫い付けた多層構造になっている。 「畳表」は大きく分けて「国産表」「中国表」「化学表」の3種類がある。 「国産表」と「中国表」は共に天然の藺草を使用しており、一般的に国産表の方が高級で、耐久性があり、自然の風合いがあるとされているが、 現在の国内消費量の8割を中国表が占めている。その中国表は、国産表に比べると耐久性が低く、風合いを統一するために着色されるのが常だったが、 近年、日本企業の技術指導などにより、品質も向上している。 「化学表」は天然の藺草を使わず、天然の和紙やポリプロピレンなどを使って畳表「風」に仕上げた製品。 従来のイグサ畳表にくらべ耐久性が有り、変色もほとんどなくダニやカビの発生も抑え、 また工業製品のため、品質が安定しているなどの利点もあるが、天然の藺草の香りや風合いがなく、価格も割高という欠点もある。 「畳床」は基本的には3種類。100%稲わらで作られた「本畳表」。ポリスチレンフォームを稲わらで挟んだ「ワラサンド畳床」。 稲わらを全く使わない「建材床」がある。 最後は「畳緑」。化学繊維、綿、麻、絹などの素材でできており。無地と柄を織り込んだものなど、様々なデザインがあり、 好みや用途によって選べ、最も個性が出せる部分とも言える。 このように、サイズから、構造、素材、装飾など、ひとくちに「畳」といっても種類は実に様々である。 遠い夏の日、蝉の鳴き声に包まれながら頬に触れていた畳の感触、藺草の匂い。もう一度見直しても良いのかもしれない。